自営業の奥様へ③

スケッチブックとペン

飲食業の妻、増田です。

7年前の話ですが、書いているうちに、だんだん記憶が蘇ってきます。そのときは悔しくて、泣けてきて、眠れないことがありました。でも、いまは笑って話せます。

さて、前回の続きです。

臨月となった私。お客様は来ない、、、そして、焦る気持ち、、、「まずはたくさんの人に店の存在を知ってもらわないと!」──でも…お金がないから、有料のグルメ本に掲載することはキツイ…しかも、うちは清水のひっそりした街角のビル2階にある、20席ほどの小さな店。何十万も広告費を払って、それを回収できるほど集客ができるのか、、、そのときはかなりの博打に思えました。となると、お金を極力かけずにやれることは?私の経験を活かせることは??…自分で「チラシ」を作るしかない!!

そんなわけで、私は完全に我流で、1枚のチラシをパソコンで作りました。よく見かける写真がきれいでオシャレなやつを…とイメージしながらパソコンに向き合うのですが、パワポを駆使してもお粗末なものしかできません。しかも、写真の画素が粗い…最初に作った手作りチラシは、ハガキサイズで写真とメニューを載せただけ。大量印刷したあとに気づいたのですが、店名も住所も電話番号も抜けてました。

「がっくり…やっぱりパソコンを使うのは無理だ…」「アナログでいくしかない…」──そこで、今度はパソコンを使って、ネットで「手描きチラシ」と、画像検索を始めました。すると、出てくる出てくる!参考になる「手描きチラシ」画像が!!世の中には、自分でチラシを描いてる人が結構いるんだ…ということで、まず勇気をもらいました。そこからいくつかをピックアップし、構成を真似しながら、何回か下絵を描き、遠目から見ても良さそうものを、何パターンか夫に見せました。

その中で、コレが絶対いい!と、私が推したのが「ある工夫」をしたチラシです。その「ある工夫」には「根拠」がありました。「ある工夫」と「根拠」とは…?

続きは次回で!