東日本復興支援 出張カキ小屋『牡蠣奉行』

出張カキ小屋『牡蠣奉行』で使われている東北の牡蠣

2015年9月に、友人の知り合いである東北の牡蠣漁師さんから、連絡を受けました。2011年3月11日の震災で、彼らの漁場は壊滅的な被害を受けました。家族や仲間も犠牲になりました。もう全てを諦めてしまいそうになりましたが、多くの方々の支えで、漁を続けることが出来ました。出来たのですが。。。「今だに風評被害で売れない」のです。一度流通が壊れてしまうと、なかなか元には戻りません。素晴らしい牡蠣が出来ても、売れなくては意味がないのです──「俺たちはさ、募金が欲しいんじゃない、元の生活が欲しいんだよ、仕事が欲しいんだ」──今なお風評被害に苦しむ、牡蠣漁師さん達から言われた言葉です。

清水も同じ港町、「対岸の火事」ではありません。いつ自分達の身に起きても、おかしくありません。だからこそ、清水で牡蠣小屋を開催する意義があります。出張カキ小屋『牡蠣奉行』で使用する牡蠣は、東北の牡蠣漁師さん達が、一生懸命育てた牡蠣を使用します。つまり、我々が牡蠣を食べれば食べるほど、牡蠣漁師さんたちの生計が成り立つのです。「一人では本当に小さな力だけど、みんなで力を合わせれば、とっても大きな力になる」──そんな想いから、東北の牡蠣の安心・安全をアピールするイベントを開催致しました(※2017年1〜3月、2018年1〜3月開催)。