ちっちゃな店だけど…

ボン・マスダのロゴマーク

本業は飲食業の増田です。

「半年で売上が6倍になった」という話をすると、「何をしたんですか??」という質問をよくうけます。代表的なツールは、「手描きチラシ」「メルマガ」ですが、その手前で実践してみたことを、ちょこっとご紹介します。当たり前のことなので、大した内容ではありません。

前に任せていただいたお店は、清水駅から徒歩10分のビル2階にありました。客席は20席で、厨房は家の台所ぐらいのスペースです。最初、お客様がほとんどいらっしゃらない時期は、「場所がわかりにくい」「階段が急だ」「店が狭い」などなど、悪い部分ばかりが目についてしまい、無いものねだりをしてしまっていた気がします。しかし「変えられない現実はしょうがない」「ここでやるしかない!」と腹をくくったとき、全てをプラスに捉えることにしました。

  • 「場所がわかりにくい」→「探す楽しみ」
  • 「入口の急な階段」→「非日常への入口」
  • 「店が狭い」→「お客様との距離が近い」

ちょっとした頭の体操のように、マイナス部分をプラスに変換してました。そうすると、プラス思考になりますし、マイナス部分が、アピールできる部分にも変わります。これは、私の得意分野である「手描きチラシ」の構成を考えるときも、とても役に立ちました。「さて、チラシを作ろう」となったとき、「うちの店って、何をPRできるんだっけ?」となり、キャッチコピーを考えるのも、ひと苦労。しかし、常にプラスに変換して考えていると、キャッチコピーやネーミングを考えるのも楽しくなります。

とかく、売上が上がらないと、マイナス思考になりがちです。「そんなのムダ」「私には無理」と言う前に、まず、自分自身や環境を肯定してみると、新しい視野が広がるはずです。

ちなみに、うちの店の場合は、たまたま夫がイケメンとは真逆の、ユーモアのある顔というマイナス…いや、最大の武器があったので、、、それを私なりにアレンジして、チラシに大きく描きました。今では、うちのチラシの定番になってます(さらに新店のロゴにもなりました…)。手描きチラシを折りこみ始めた頃、見ず知らずの方に「〇〇(店名)のシェフですよね?チラシ見ました」と、道で声をかけられたそうです。私が描いた夫の似顔絵は、似顔絵捜査官からもお墨付きをいただきました。描きやすい顔の夫と結婚したことに、感謝です。