自営業の奥様へ⑧〜すれ違い〜

コミュニケーションツールのイメージ写真

飲食業の妻、増田です。

夫婦といえども、もともとは他人。血も繋がっていません。出逢ってから死ぬまで、相手が何を考えているのか、わからないところがあるから面白いのかな…と、私は思ったりします。さて、前回の続きです。


手描きチラシやメルマガの効果で、半年で売上が6倍になりました。単月だけでなく売上も安定し、夫の表情も明るくなりました。ただ、暇な時期は早く帰ってきていた夫も、忙しくなったことで、家を出る時間が早くなり、帰る時間が遅くなり、生まれたばかりの娘と接する時間も、夫婦で会話する時間も、どんどん少なくなりました。実家も遠く、ママ友もほとんどおらず、、、仕事柄、話す時間や、活字に囲まれる時間が長かった私としては、一番身近な存在の夫ともまともに会話をする時間がないことが、とてもしんどかったのです。サービス業の家庭によくある“すれ違い”を感じました。売上が上がるのは嬉しいけど、このままだと私が産後うつになりそう…社会から取り残され、ポツンとした気持ち…そこで私は、“外と繋がりたい”という理由で、Facebookを始めることにしました。

最初は、何気ない日常を投稿してましたが、友達がコメントをくれるようになり、共通の話題で盛り上がり、徐々に孤独感が紛れました。何より、顔がわかる友達と繋がれて、写真や文章を簡単にUPできるのは、アナログな私にピッタリでした。「リアルタイムで簡単に発信できるなら、夫の店でも活用したほうがよいのでは…?」と思い、夫にもFacebookを勧めました。私よりももっとアナログだった夫も、“ご来店されたお客様とのコミュニケーションツールとして活用できるなら…”と、使い始めることに。

Facebookを始めたことで、夫婦間でも変化がありました。夫と何気ないやりとりをしたいとき、メールだと長い文章を打たなければ…と思い、なんとなく億劫になっていました。しかも、他のメールに埋もれてしまうので、見落としも多々…ですが、Facebookのメッセンジャーはチャットのようにできたので、日常のささいなことから販促類でのアイデア出しまで、会話をするように夫とやりとりを重ねることができます。顔を会わせたときにも、「あの件だけど…」と、やりとりもスムーズ。私のストレスもかなり軽減されました。ちなみにいまは、それぞれの特性から

  • プライベート事項 →LINE
  • 仕事関連 →Facebookメッセンジャー

で、夫婦間のやりとりを分けてます。

さて、Facebookを始めたことで、夫の視界や繋がりもさらに広がりました。そして、またもや、、、「まじか?!」と言わせる行動を夫が始めます。続きは⑨で…


血は繋がっていませんが、夫婦には“絆”があります。一緒に笑ったり、泣いたり、年月や経験を重ねて、その絆が太くなっていくんでしょうか。